研修内容
レベル1=Dr. Vodder’s MLD基礎課程
<座学>
ドクターボダーアカデミーインターナショナルの医師が作成したスライドを用い、E-learning形式で受講していただきます。(ただし、ドクターボダーアカデミージャパンが運営する研修については、Zoomを用いたオンラインでの座学も行います。)
どのレベルの研修を受講される場合にも、最初にこのオンライン座学を受けていただきます。座学の内容は、Vodderに関する歴史をはじめ、基礎的な生理学・解剖学・リンパ学、MLDの概要や効果・適応と禁忌などが含まれ、座学試験もオンラインでの受験となります。全て完了するには、個人差もありますが、おおむね20〜45時間必要です。このオンライン座学は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、日本語で利用可能です。 オンラインでの座学試験に合格すると、レベル1の実技が受講可能です。
<実技>
オリジナルのDr. Vodder’s 用手的リンパドレナージ(MLD)の基本手技5種と、頚部、顔面、上肢、下肢、項部(うなじ)、背部、殿部、胸部、腹部の身体9か所に対する手技を説明・実践します。
講師 |
細谷 有希(ほそたに ゆき)<実技>理学療法士/Dr.Vodder認定講師(レベル2) 2004年に理学療法士国家資格を取得。大学病院、乳腺外科専門クリニック、在宅緩和ケア専門クリニック等で勤務し、リンパ浮腫けケアや緩和ケアリハビリに従事。オーストラリアをはじめ世界各国での研修を経て、2017年に日本のリハビリ職種で初のDr.Vodder認定講師の資格を取得、世界基準のMLD普及に努めている。 所属団体 |
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講師 |
土岐 めぐみ(とき めぐみ)<座学>札幌医科大学附属病院リハビリテーション科 所属 私は、平成7年に慶應義塾大学病院のリハビリテーション科で働き始めたのと同時にリンパ浮腫の診療を開始しました。ライフ・プランニング・センターのリンパ浮腫研修も受けており、一応の知識は持っているつもりでした。しかし、MLD(マニュアルリンパドレナージ)だけは、座学や短時間の体験のみでは、なかなかつかみどころがありませんでした。診療を始めて20年以上たってから、Vodderの研修を受講しました。きつい試験もあり、かなり大変な思いをしましたが、受講者同士で助け合い、修了できたことは大きな自信になりました。Vodderの研修をきっかけに、院内の仲間とともにリンパ浮腫外来を立ち上げることができました。また、リハビリテーション科では、リンパ浮腫以外の浮腫、運動器疾患や廃用性、慢性疼痛などに関連した浮腫に遭遇することも多いです。そのような時に、Vodderの知識を用いて対応が可能となり、自分の引き出しが増えたことで、患者さんの利益にもつながっていると感じます。 |
講師 |
武谷 千晶(たけや ちあき)<座学>赤羽中央総合病院婦人科部長 婦人科癌手術後の下肢リンパ浮腫、外陰部リンパ浮腫を中心に診療をしています。癌治療中、癌治療後の患者さんに寄り添う治療を心がけ、リンパ浮腫発症の心配のない癌治療の方法を見つけるべく、リンパ浮腫発症のリスクなどについての臨床研究を行っています。 |
開催日 | <札幌会場> 座学 2023年4月16日(日) Zoomを用いた座学+e-learning学習・試験 実技 2023年4月29日(土)~5月2日(火) <成田会場> 座学 2023年7月2日(日) Zoomを用いた座学+e-learning学習・試験 実技 2023年7月8日(土)・9日(日)・22日(土)・23日(日) |
開催時刻 | 座学 9:00~17:00 実技 8:30~17:30 |
定員 | 10名程度(最少催行人数:6名) |
受講料 | 15万円(修了証・教材代含む) |
場所 | 札幌会場:札幌医科大学
〒060-8556 北海道札幌市中央区南1条西17丁目
成田会場:国際医療福祉大学
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〒286-8686 千葉県成田市公津の杜4丁目3 |
備考 | ※研修申し込みの注意事項【重要】 ・新コロナウイルス感染対策が必要と判断された場合、受講開始1週間前から、毎日体温および症状の有無を確認していただきます(体調管理シートを送付いたします)。また、発熱や体調不良などが生じた場合には、速やかにご連絡の上、受講を見合わせていただくようお願いいたします。 ・コロナ感染状況や当団体の諸事情により研修を中止せざるを得ない場合は、受講料は全額返金させていただきます。 ・ご都合により、キャンセルを希望される場合は、できるだけ速やかにご連絡ください。 その他、ご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。 皆様が安心して研修を受講できますよう、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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